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名建築を訪ねる
公開してから観客動員数、興業収入の記録を未だ更新し続けている映画『国宝』
大ヒット映画の舞台裏に隠されたもう一つの「国宝」があることをご存知でしょうか
映画の中で主人公演じる吉沢亮が連れて来られた劇場「浪速座」として登場し、物語の重要な舞台となったのが「先斗町歌舞練場」
歌舞練場とは歌舞伎の練習や芸妓や舞妓の歌や踊りの練習場です。
歌舞伎座や松竹劇場を手掛けた名建築家 木村得三郎氏により1927年に完成したこの劇場は伝統的な建築洋式とモダンなデザインが融合したまさに芸術品。
幸運にも何度か入る機会をいただき劇場の内部や裏舞台を見せていただいた時に「すっぽん」と呼ばれるセリが裏方の人力で動く事を知り、伝統芸能を守り抜こうとする方々の思いや働きによるものであることに感服致しました
普段は一般非公開な為内部に入ることは出来ないが『国宝』が大ヒットを飛ばした事でツアー形式で劇場に入れる機会が増えたようなので 一度名建築を間近で見てみるのはどうでしょうか?
劇場内部








