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ヘアドネーションの春

先月はじめの桜が散り始めた頃、約2年ぶりに美容院へ行きました。

特に伸ばしたいたわけでもありあせんでしたが、タイミングが合わず、そのうちにコロナ禍に突入。

美容院は不要不急にあてはまるのかどうか?を考えてはやめ、考えてはやめを繰り返し、気が付いたら早2年、肩ほどの長さだった髪は胸にまで伸びていました。

特に手入れもしていない伸びっぱなしの傷んだ髪を毎晩乾かす時間と労力にじわじわと嫌悪が募り、ついに馴染みの美容院の予約を入れました。

 

学生時分から通っているお店でしたので、髪質や好みは熟知してくれています。

信頼マックス、こだわりゼロなため「おまかせ」とリクエストしたところ、「この長さだとヘアドネーションもできるけど、どう?」との提案。

 

興味はあったものの、こんな傷んだ髪に需要があるのか…。

 

美容師さんによると、毛染めもしていない傷みもない髪にこしたことはないが、医療用ウィッグに使えなくても美容師さんの練習用のマネキンなどにも使われたりもするそう。

 

それなら、どうせ捨てるくらいなら、何事も経験だし、やってみようかな…と。

 

長さが31㎝以上必要なため、仕上がりはショートカットになりました。

思いもよらなかった提案に、思っていた以上の短い仕上がりになりましたが、これがまた最高です。

これからの季節にちょうどいい涼しさ、洗髪のラクチンさ、乾くスピードの早さ、頭が軽く、見た目もさっぱり!

もっと早く切ればよかった、今までの苦労は何だったのかと心底思いました。

 

ちょっといいこと?をしたうえに、2年分の重さから解放され、まだまだコロナの気配は収まりそうもないものの、心は少しばかり晴れやかな今年の春でした。