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光の表現

お芝居などで 人工的な明かりを表現するとなると 劇場などの館内で行うので舞台上ではその演じられている場面が 朝なのか昼なのかそれとも夜なのか観客には分からない。
演じる俳優がベッドから起き上がり 伸びをする演技だけでは朝昼夜の判別はつかない。
でも 窓から差し込む朝日だとか、逆に窓から差す月明かりを照明器具で表現すれば 観客の目には 朝日を浴びながら伸びをして起き上がる朝の日常風景や寝すぎて夜まで寝ていた場面が見えてくる。

そのように人工的な光を使い観客の目を朝や夜に導く舞台照明もそうではあるが 画家の中にもフェルメールやレンブランドのように 光の表現を得意とし
その絵が朝の場面なのか夕方の場面なのか 鑑賞するものの目を誘う画家もいる。

フェルメールブルーで有名なフェルメールの作品も ブルーが綺麗なだけではなく 光が素晴らしい。
「レースを編む女」では レースを編む手元に目がいくように手元のトーンを一番明るく白を入れる ポワンティエ技法を使っている。

時々 光に着目して 違う目で絵画や舞台を楽しむのも良いものです。